ヨーロッパの経済
第二次大戦後のヨーロッパは、ECに見られるように、内部的には積極的な国際統合をすすめてきました。
しかし、同時に外部に対しては統合に根強く抵抗するゴーリズムー日本語でいえば「ドゴール主義」的動向も内包してきました。
このゴーリズムの特徴は、アメリカとの政治・経済的統合を拒否してヨーロッパ独自の路線を模索していこうとするものです。
従来フランスは、アングロ・サクソンのイギリス、アメリカに対して、ヨーロッパ大陸国家として独自の地位を主張してきました。
第二次大戦後、イギリスが自国の防衛をアメリカと一体化した形で構想したのに対し、フランスはドゴール時代から独自の核を開発し、アメリカの世界戦略に組み込まれることを拒否し、フランス独自の外交、防衛政策を展開してきました。
つい最近でもフランスは、リビア制裁のために米英と足並をそろえませんでした。
アメリカの影響下には入りたくないとするこのゴーリズム的色彩は、フランスだけに限ったことではありません。
多かれ少なかれ、ヨーロッパの大陸国家全体に見られる傾向でしょう。
ゴーリズム的発想は、ECの独立を堅持して、反米主義とまではいかないまでも、アメリカとは一線を画した政策を展開していこうとします。
EC全体は統合化していきますが、アメリカとは切り離した形でいきたいというわけです。
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